ノートアプリって知っています?
って聞いて, みんなが思いつくのは果たして同一のものなのでしょうか? どうにもこれが本当にいろんな意味がある気がします。
ただ文書が保存できればそれでいい人, 文字の修飾が欲しい人, 検索機能が充実してほしい人, 手書きができないと許せない人, 自由なレイアウトが欲しい人……
それはまるで学校に通う生徒たちのノートのように千差万別のノートアプリがあります。
そんな中, 私が使っているノートアプリをご紹介しましょう。それこそがObsidianです。
聞いたことがないです? 無理もありません。多分ノートアプリの中ではマイナーな方ですから。でも, 私はこれをかなり気に入っているのですよ。
一体どんなノートを作ろうとしたらこのダサいアイコンのマイナーアプリにたどり着くのか, ざっくり語ってまいりましょう。

この記事がもたらすもの
- ノートアプリについて何らかのイメージができている人が対象です
- Obsidianを全く知らない人がその特徴を理解できます
Obsidianの特徴
私が考えるObsidianの特徴を書きますね。
いいところ
- リンク機能がすごい!
- 文字を入力するのに集中できる!
- 自由にカスタマイズできる!
- ローカルですべて完結する!
悪いところ
- 日本語情報がかなり少ない!
- デザインや手書きには向かない!
- ユニークなカスタマイズには専門知識が必要!
- アイコンが微妙!
Obsidianのいいところ
リンク機能がすごい!
ノートを開いたらそこに情報を書いていきますよね?
で, その情報ってたいていいろんなものにリンクしているはずなのですよ。スーパーのお買い得情報をノートにまとめていくとしますと, そこに直接書き込む情報のほか「詳しくはこちら」と書きたくなる時がありますよね。
- スーパーのWebサイト
- スキャンしたチラシ
- 家計簿ファイル
- お惣菜レビューをした別のノート
そういう時に強いのがObsidianなのです。ありとあらゆるものへリンクを張ることができます。
それはまるでWebサイトそのものやチラシ, 家計簿にメモを直接貼り付けて整理しているようなものです。そしてノート同士がリンクすることで整理整頓の仕方も自由自在です。実際の使い方のアイデアはほかの機会に語りますね。
文字を入力するのに集中できる!
ノートをとるときに一番力を入れるべきことって, 当然文字を書くことなのです。何を書こうか, どんな言葉で残しておこうかということがノートそのものの価値を決めます。直接の情報を含まない以下のようなものはいわばオマケなのです。
- 文字の装飾
- レイアウト
Obsidianでノートをとるとき, 文字の装飾や配置や背景色などは決めないのが基本です。何にも考えずにただ文字を入力していけばいいのです。
後から「おしゃれなノートにしたい!」と思ったら, ノート全体の雰囲気をガラッと変えることができるので, 本当に文字の修飾とか気にしなくていいのです。
自由にカスタマイズできる!
そのままでもかなり使い勝手が良いObsidianですが, 有志が作るプラグインを使うことでデザイン面でも機能面でも大幅にパワーアップさせることができます。欲張って乗っけすぎると重くなりますけどね。例えば
- 今日の日付などを新しいノートに自動で書き込んでくれるプラグイン
- 張り付けたURLから自動でタイトルを拾ってきて書き込んでくれるプラグイン
- 張り付けた画像をトリミングしたり拡大したりしてくれるプラグイン
- 条件に該当するノートのリストを作ってくれるプラグイン
- ノートの検索を拡張してくれるプラグイン
これだけいろんなことができます。逆に言えば最初は上記の機能はないので何も入れなければシンプルなアプリです。
ローカルですべて完結する!
Obsidianは書いたものをインターネットに載せなくてもいいんです。
これ, むしろ前時代的な印象すら受けるかもしれませんがとても貴重な特徴なのです。「共有しない」という選択肢が取れるのです。
だって, ノートですよ? プライベートを書きまくるでしょう? とても人には見せられない愚痴とか, 妄想たっぷりの落書きとか, 好きなあの人への思いとか……そんなものをどうしてクラウドなんかに保存しようとするのかこれが私にはわかりません。
私のノートは私だけのもの。あ, そういえばObsidian公式さんも言っていましたね。「Your thoughts are yours.」と。
もしも人に見せたくなったらその部分だけコピーをとってSNSにでもアップすればいいのです。私みたいに自分の城を持っていればそこに記事を書くのもいいでしょう。
ちなみに, ローカルにあることを前提としての巨大なメリットの一端が先述のリンク機能に与えられています。それこそが「自分のPCに保存してあるファイルにリンクを張れる」ことです。
フォルダ整理に疲れてしまったあなた, ファイル管理ソフトの限界を感じてしまったあなた, その悩みはObsidianが解決してくれます。いえ, 間違えました。Obsidianを使えばあなた自身が解決できます。
Obsidianの悪いところ
日本語情報がかなり少ない!
Obsidian自体は日本語になってくれます。日本大好き日本人の私にとってはとっても嬉しいポイントです。
でもです。普通に使う分には大丈夫なのですが, ちょっとこだわりだすと必ず英語のドキュメントに向き合わなければならなくなります。例えば先ほど言ったカスタマイズについて調べるときは特にです。海外の開発者様に深々と頭を下げながら, 必死に解読しています。実際に使わせてもらいながら感覚をつかんでいったことも多いです。
なので, 日本語で丁寧詳細なサポートが欲しい人は避けた方がいいかもしれません。
あ, でも今後もちょくちょく私が日本語でObsidianを語りますよ。期待していてくださいね。
デザインや手書きには向かない!
もっと言えば「直感的なノート作成をしたい人にとってかなり不自由なツール」です。
例えば「この文を中央揃えにして, フォントはこれにして, 背景をつけて」なんてことできません。縦書きなんてもってのほかです。ましてや手書きでノートを取りたいとかなら別の手段を考えるべきです。
え? ローカルかつ手書きのノートを取りたい? OneNoteでも使ってみます?
逆に言えば「ノート全体でデザインを均質化することが容易」ということでもあります。一つ一つ装飾していったら, 後で方針を変えたいときにその装飾一つ一つを変えて回らなければならないでしょう? 面倒じゃないですか。
ユニークなカスタマイズには専門知識が必要!
実はObsidianはバリバリのHTMLとCSSとJavaScriptで動いているようです。はい, マークアップ言語とスタイルシートとプログラミング言語です。そしてそれらを操ることで自分だけの便利で素敵なノートを作ることができます。……頭痛くなりました?
私はそれらにものすごく興味がある人なのでむしろわくわくしていじっていますが, 技術的なことが苦手な人には厳しいでしょうね。そういう方々は先人の技術者様が恵んでくださる素晴らしいデザインやプラグインをありがたく使わせてもらって満足しましょう。
まあ, 私もお力になれそうなことがあればわかりやすい記事にしますよ。
アイコンが微妙!
ダサい!
これが一番の欠点!
まとめ
Obsidianがどういうノートアプリなのか, イメージできたでしょうか。
私は最初notionとかevernoteとかいじっていたのです。でもどうにもしっくりこなかったからネットをさ迷い歩いて見つけたこのアプリを拾ってみました。
その名は黒曜石(Obsidian)――黒く, なめらかで, 美しく, 少し脆くて, 割ってみると鋭く尖り, 昔からなじみがあるけれど, 今でも剃刀や宝石として実力を振るう。今や私の大切な人生のパートナーです。
本当にこの黒曜石は面白いので, 今後も記事にしていくと思います。

コメント